おわった

卒論終わりました。
いろいろとギリギリでした。
あと一本電車に乗り遅れていたら留年するところでした。
さらに、友人S氏に会えなければ留年しているところでした。
これからの人生彼をあがめていきたいと思います。
ふう……


提出した夜は飲みあるき、今日はふらりと広島にいってきました。
夜行バスに間に合う最終電車に乗り遅れ、タクシーを使うはめになり、バスの中では隙間に眼鏡を落としてとれなくなり、なぜかこの日に限って冷え込む雪の日で、お気に入りのブーツは傷つき、デジカメの充電ができてなくて写真は撮れず、私が使おうとしたロッカーだけ鍵は壊れてるし、電車の一日乗車券を買ったのになくすし、いりもしないぬいぐるみのゲームに魔がさしてお金使っちゃって電車賃なくなるし、なんかこれからの一年分の「プチ不幸」をもうすべて先取りしたのだろうかと思うような、いやな感じの旅行でした!!
最後、帰りに駅から家までの最終バスにジャストで間に合い、「意外と旅の締めくくりはラッキーじゃないか!!」と思ってたら、家族にお土産で買ったもみじまんじゅうの袋をどっかに落として帰ってました。フンガ!!!!!


いやまあそんなことはどうでもよく、目的は広島市現代美術館、蔡國強展でした。
ねえさんにお薦めされたので、何をやってるかも知らずにとりあえずいってみた。ら、とてもよかったです。とくに火薬ドローイング「無人の自然」、45メートルにもおよぶ、一見水墨画のようなおもむきの絵ですが、(実際は火薬を爆発させた焦げ跡で描かれている)、半円形の巨大な器に、さながら湖のように水を張り、それを取り囲むようにそびえておりました。私はここに行く前に厳島神社にいったのですが、まさにそこで見た風景がよみがえり、たまたま水の中に立っていた二本の柱が鳥居に見えてきて、むしろ絵の方は後退して柱を引き立てているのではないかと思うくらい、なんと言いますか…絵というよりも、雄大な、風景そのもとのなっていて、制作過程は激しい爆発、それでしかないのに、それによって出来上がった作品は静かな幽玄さを持っていて、堂々とした姿でした。それ以前に作られたプロジェクトイメージのドローイングも展示されていて、そっちは「ふーん」という感じだったのが、「無人の自然」ではそれ自体が一つのプロジェクト、彼が自分の表現をこの作品によって手に入れることができたのだとも思える、そんな感想を持ちました。
あと今回の展示期間中に行われた火薬プロジェクトの記録にもわたしは衝撃を受けました。原爆ドームのそば、青空の上空に黒い花火(?)が燃え上がり、黒い雲を作って、それが本当に美しく平和な空の上にじわじわと広がっていくから、、、忘れることができません。実際に見たかった。
これまでのプロジェクトのドキュメントもすごかった。豪快すぎてはんぱねーっす。
あと宮島で食べた焼きガキと揚げもみじまんじゅうがありえないほどおいしかったです。


いや、三日くらい布団で寝てないから眠くて文章がおかしいですね、覚え書きと言えどもっとちゃんと書ければいいのに…。この旅がぐだぐだだったのも注意力散漫のためだ。もう寝よう