近江八幡観光記

取り敢えず今は、吸収 吸収。
どういうかたちでアウトプットする結果になるかはわからないけれど、
取り敢えず今は勉強したい気持ちらしい。
行きたい展覧会をコンプリートしようとおもうと週一でも、追いつかない・・・
アートイベントとかにも参加したいけれどそこまでの時間がない。


先週はルーブル展に行ったけど、今日は「快走老人録」(@近江八幡「NO-MA」)に行ってきました。
12時ごろ、近江八幡に到着してみると、天気は雨・・・。まだこのときは太陽が出ていたけれど、直ぐに雨雲におおわれてしまって、結局一日中雨が降ったりやんだり、ぐずついた天気でした。傘を持っていなかったあたしは雨に降られていきました。


NO-MAは町屋をそのまま使ってあるアートギャラリー。障害者アート、アウトサイダーアートに焦点を当てています。「快走老人録」は、老人=弱者・マイナスイメージという図式に異議を唱えて、もっとハジケようぜ!って感じにアートしている老齢の方の作品を紹介する展覧会。賞を受賞して今も創作に励んでる人の作品もあれば、精神障害者や老人ホームに入って今は療養中の人の作品もある。


戦争をモチーフにして制作している人がいた。戦争とか人が沢山死ぬとかっていうモチーフって性と一緒でタブーなんだと思う。隠されなければならないけれどそれにどうしても惹かれて制作し続けてしまうんだ。戦争でさえそういう対象なんだろうなと思うとぞっとする。


あと、精神障害者の人の妄想の入り交じった絵日記とか、ひたすら同じ形状の人形を制作し続ける人。常人には到底作り出せないようなものをつくりだす。それはこれまでにステキだとか部屋に飾っておきたいとかいう印象を抱くような類のアートじゃない。とても見たくないし部屋にあったら眠れないかもしれない。それでも見てしまう。どろどろとしたような渦巻く精神が絵に人形にあらわれていて、形として現れたことで見られるということは出来るけれど、理解されるとかされないとかそういう次元のものではないんだ。


平田オリザさんが、今の芸術は理解するとかしないとかそういうのではないと言っていたけど、アウトサイダーアートを見るとそれがなんとなくわかる。こういうアートの価値が今注目されているんだからなぁ。


あと、横浜の町を変な(といっては簡単すぎるけど)帽子と女物の服で闊歩している宮間さん。町で見たら変な人だとしか思わないだろうなあ・・・。でもカッコイイ。


ついでにのんびり観光もしました。
近江八幡はヴォーリスという建築家を大変な偉人としてあがめていて像までつくってある。なんかかなりこの土地に入れ込んで、「世界の中心は近江八幡だ」とかなんやら言ったらしい。そんなヴォーリスの建築物の八幡郵便局とか、その横のちっちゃな集会場でやっていた「よし笛コンサート」とか。(むっちゃくちゃお年寄り集まってて大盛況だった)トンボのおもちゃを売りつけられようとしたけど傘かしてくれたおっちゃんとか。日牟礼八幡宮で初めて見た飴細工、焼き団子。かわらミュージアムで食べたぜんざいとあかこんにゃくのマッチ具合に感動!
観光に力入れてるところやなあ。。


最近はアートとまちづくりとか、教育との関係に興味があったけど、アートと福祉もつなげられるのよね、っていうことを思い出した日でした。。。
とりあえずあたしは社会貢献が好きっぽい。。


関連:
http://no-ma.jp/
http://popo.or.jp/
http://big-tree.net/

http://www.trade-mark.jp/